「わかってるよ、でも戦わない方法もあるし。」
「どっちにしろ、私は仲間にはなれないわ。風紀委員長だしね…。私を仲間にするには生徒会長になること、それだけよ。」
真里香はギュッと胸章を握り締めながら話す。
「そっか、なら絶対に生徒会長になるよ!」
満点の笑顔で彩華が言った。
「手伝っても、助けてもあげられないのよ?」
「私、頑張るよ。」
「もしかしたら敵になるかもしれないわよ?」
「しょ〜がないよ、お仕事だもん。」
真里香は何も言えなくなり、うつむいてしまう。
「絶対に仲間になってもらうからね、真里香ちゃん!」
「(やっぱり…この子にはかなわないなぁ……。)」
心の中で呟く真里香。
「ま、真里香ちゃん?」
真里香が急に彩華を抱きしめる。
「絶対に生徒会長になりなさいよ!待っといてあげるから…。」
「うん、約束する。」
「破った…ら、殺…すわよ…。」
徐々に涙声になっていく真里香。
「破らないよ。安心して、ね?」
優しく真里香の頭を撫でる彩華。
「それと……幸せになりなさい。」
直樹に聞こえない声で、彩華に言う。
「うん。」
彩華の返事を聞いて、真里香は彩華から離れる。
