直樹が彩華の方を見ると、彩華も同じように直樹を見ていた。





「なるほど、2人は幽霊に会ったのか〜。」




蓮が嬉しそうに言った。




「イヤァァ〜!!倒さなきゃ!幽霊を倒さなきゃ!!」





「彩華さん、落ち着いて!」






「この新兵器!プラズマク○スターで!!」




どこから出したのかはわからないが、彩華が空気清浄機を出した。






「「「「………………。」」」」



彩華以外全員が哀れみの眼差しで彩華を見た。






「彩華さん…それ違う。」



「なんで!?プラズマだよ?プラズマでクラ○ターだよ!?強そうでしょ?」





「うん、でも…空気清浄機だから。」





「え?武器じゃないの…?」




彩華の問いに、直樹が深く頷く。







「さて、場も和んだことだし帰ろうか。」




蓮が先頭を歩いていく。





落ち込む彩華をはげましながら、直樹達は寮に帰った。