ゆっくりとドアを開いて、銃を構えながら直樹が先頭を歩く。
「いいよ。」
手招きして、彩華達に合図を出して警戒しながら先に進む。
『ピュ〜ルル、ルル〜スル〜。』
階段でかすかに聞こえた呪文のような声が、今度はちゃんと聞える。
意を決した直樹が飛び出して銃を向ける。
「そこで何を…して……る?」
驚きよりも困惑する直樹。
「直樹くん、ボス倒した!?」
我慢できずに彩華が出てくる。
「…………どうして悠斗がいるの?」
2人の視線の先には、何かロープのような物を空に向けて回しながら呪文を唱える悠斗がいた。
2人に気づいた悠斗が近づいてくる。
「2人で何やってんだ?」
「いや、悠斗こそ夜の屋上で何やってんの?」
「宇宙人と交信してたんだよ、家出る前に言ったろ?」
「え?」
………………………。
……………。
……。
