その日の夜、直樹と悠斗の部屋。
彩華と優華もおり、4人でトランプをしている。
「入ったのか?その…、ねこねこ団?……に。」
悠斗が聞いてきた。
「なんだか楽しそうな気がして。ところで悠斗は入らないの?」
「俺?手伝いくらいならいいが、入るとなると姉御に何をされるかわかったもんじゃねぇよ……。」
確かに、雪は悠斗に容赦がない。
「彩華さんに聞いたけど、優華さんも入ってるんだよね?」
「はい、私も一応入部してるんですが、主に資料整理や生徒会の手伝いが仕事なので……。」
大人しい優華さんには、あの仕事はムリか。
「楽しいのにな〜。武器とか使えたら、もっと楽しいと思う!!ねぇ、直樹くん!」
「そ、そうだね……。」
この子には持たせちゃいけない気がすると直樹は思った。
そして夜も更けて、1日が終わる。