「ちょうどいい機会だ、最近アイツらの練習に付き合ってやれなかったしね。彩華、5から9番を発射!」





「アイアイサー!」





彩華が懐からリモコンを取り出しスイッチを押すと、少し離れた茂みからロケットが5個、真里香達に向かって水平に飛んでいく。






「前衛、構え!撃てぇー!!」




前衛10人が片膝をつき、銃(P90)を構えて発砲する。流石は生徒会長直属、蓮に鍛えられているらしく、実力は生徒会メンバーの次と言われている。(しかし差は歴然)



ロケットはすぐに撃ち落とされた。






「次、25から30!」




今度は真里香達の後ろからロケットが飛ぶ。





「後衛、反転し発砲!」




後方からの攻撃に同様することなく、真里香の声だけに反応していた。




ロケットを撃ち落とし、また近づいてくる。






「フフッ…いい動きだ。だが機械的でおもしろみに欠けるな。次、12から16!」




今度は直樹達の後ろからロケットが飛ぶ。





今回は水平ではなく、太陽に向かうように高く飛び上がり、真里香達の頭上に落ちていく。






「太陽で目をくらませて落とすつもりですか…。ですが、そうはさせません。全員ゴーグル着用し、発砲!」




風紀委員全員がサングラスのようなゴーグルをかけて発砲する。




そのとき蓮がニヤリと笑みを浮かべた。





銃弾に当たったロケットから何かの液体が噴き出す。