森の前で彩華と合流した。
「さて、入りますか。直樹くん!」
泣き止んでいた。
長いポニーテールを揺らし、彩華が先頭を歩く。その手にはフォークが強く握られていた。
「(一応持っとくんだ、フォーク…。)」
森に入り、探索開始。
……………………。
……………。
……。
30分くらいして彩華が叫んだ。
「直樹くん!見つけたよ〜!!」
彩華が謎の生物を見つけたらしい。
「どこ!?」
彩華に近づき聞く。
「そこだよ!」
指差した先は、少し大きな水溜まり。
その中にいたのは……。
「コイツって確か、メキシコだよね生息してるのは…。」
「野生かな〜?コイツ、唐揚げにすると美味しいらしいよ〜。」
変な知識を持っている、彩華。
「まさか、こんなとこで見れるとは思わなかったよ〜。ウーパールーパー。」
そう、水溜まりにいたのはウーパールーパーだった。(本名はアホロートル。)
