「ちょっと待って、あれ作り物だから!って、そんな巨大な超科学兵器をどこから出したの!?後、どこで手に入れた!!」
「女の子には秘密があるんだよ!後、これはフィクションだよ?」
彩華が笑いながら言う。
「いやいやいや、入手の秘密を知りたいんだよ!あと、フィクションって言っちゃダメだよ!!」
「照準よし!発射〜!!」
「やめてくれ〜!!」
ドォォォォォォォン!!
制止も聞かず、彩華はトリガーを引く。銃身にエネルギーが集中し、一気に放出して、轟音と共に教室が爆発した。
この後、大勢の教師に囲まれて説教されたのは言うまでもない。
ようやく説教から解放されて、外に出る。
「やっと解放された…。」
3人でベンチで休んでいると
「困ります!!」
女の子の叫び声が聞こえ、その方を見ると女生徒が男にからまれていた。
「いいじゃ〜ん、ちょっと遊びに行くだけだからさ〜。」
いかにもチャラチャラした男だった。
「ちょっと待ってて。」
真里香が立ち上がる。
「俺も行くよ。」
「私も!」
3人で男の方に歩いていく。
「ちょっと、アンタ何を―――――」
「ぶげぇべ〜!!」
真里香が言いかけたとき、男が奇声を上げて吹き飛んだ。
正確には蹴り飛ばされたのだ、いきなり現れたメイドに。
