「いけぇ〜!直樹!!」




悠斗の肩を踏み台にして、相手に向かってジャンプする直樹。相手の騎馬に飛び移り、ハチマキを奪う。






「まずは1つ!!」




突然の事に驚き、崩れる騎馬から飛び離れて、次の騎馬を攻撃する。







「2つ目!!」




同様に最後の騎馬を攻撃し、ハチマキを奪う。






「こうなったら、お前も道連れだ〜!!」




敵の1人が直樹に手を伸ばす。





「俺達を忘れてもらっちゃ困るぜ!!」




バランスを崩し、倒れていく相手騎馬を悠斗達が横から体当たりする。




強襲され、相手は一気に倒れた。そして無事に悠斗達の騎馬に乗る直樹。





『決着〜!赤組の勝利だ!最後の大技、2、3年なら見たことあります!1年前に会長が使った技です。この技で蓮は一瞬で全騎馬を倒しました!』





「…むむ。会長も同じことをしたのか。」




「てか、蓮さんはチートなんだから、体育祭とか出ちゃダメだろ…。」




悠斗の言葉に、直樹は激しく同意した。






その後も競技が続き、激しく、楽しい時間だった。




そして閉会式。






『それでは今年の体育祭の優勝を発表します!会長、お願いします。』




成美に発表を任され、蓮が前に出る。





『優勝は………赤組!』



『うおおおお〜っ!!』と、赤組のテンションが上がる。





『最下位は黄色組、全員にクズバッジをプレゼントだ。学年クラス別優勝は…3年5組!2年6組!1年2組!この3組はクズバッジをリセット、次の賞品イベントではいいことあるから楽しみにしてくれ。』




こうして、この楽しい1日は終わった。