牛乳と猫スーツ。




合図と共に、青、白、黄色組が直樹達に向かってくる。






「俺達、かなり目をつけられてんじゃない?」





「…あれだけ活躍すれば当然といえば当然だけどね。」





「おもしれぇ!相手してやろうじゃねぇか!!」



悠斗と拓也が走り出す。





「どうする?アレやろうか?」




「…アレはまだやらない方がいい、敵の動きがバラバラだしね。まずは機動性を生かして、左側の白組を潰す。」





「うおっしゃ〜!駆け抜けるぜ!!」




悠斗達がスピードを上げて、白組に近付く。







「白組の2騎が前から来たぜ!どうする?俺が体当たりしてやろうか?」



「…バカは黙れ。各個撃破が一番安全だけど、直樹に任せるよ。」





「それじゃあ、一気にいこうか!悠斗、前の2騎の間を抜けるように走って!」




おう!と答えた悠斗が、2騎の間に向けて突進する。




ただでさえデカい悠斗が突進してくる姿を見て、白組が攻撃を戸惑う。






その一瞬を突いて、直樹は悠斗の肩から手を離し、両手で2騎のハチマキをとる。




そして少し離れた場所にいた白組最後の2騎のハチマキもとって、白組を倒した。






「よし!次は青組と黄色組か。」





「…いや、青組が黄色組に負けた、ついでに味方も全員。」