牛乳と猫スーツ。




先に男子の列が動き、最初の4人がスタートラインに立つ。
ピストルの音と同時に走り出す。






『うおおぉぉらぁぁ〜!!』





走り出した人はみんな目が血走っていた。




中間地点に置かれている紙を取って、四方八方に走っていく。







人であったり、物であったり、色々な物を持ってゴールを目指す。




青いハチマキをつけた男子がゴールテープを切る。







『ゴ〜〜ル!!青組が1位でゴール!さあ、書かれた内容と持ってきた物が合っているかを確認してもらいましょう!』




ゴール地点にいる、こーちゃん先生が確認する。






両手で大きな丸作って、本部テントにサインを送る。




『OKだぁ〜!まずは青組に5ポイント!!他のチームには1ポイントだ!負けた人には、お待ちかねの、クズバッジを進呈だぁ〜!!ありがたく受け取りな!』






『言い忘れていたが、得点最下位のチームは、全員強制的に賞品の権利無くなるから〜。』




蓮の言葉に全生徒が停止した。








『うおおらあぁぁ〜!!負けぇんじゃねぇぇぇぞぉぉぉ〜!!!』




応援団の人達がすごい声を出しながら旗を振る。負けた人達は帰り辛そうに下を向いて立ち尽くしていた。






数10分後、男子が終わり、女子の順番になった。







何度目か終わった後、優華がスタートラインに立つ。