「洗濯とか家事全般は兄貴が全部やってたから…。」
「蓮さんは完璧人間だからな。」
やっていた作業が終わり、悠斗が拾うのを手伝ってくれる。
「家事に関しては両親が共働きだったのもあるけどね。」
色々話している間に、最後の段ボールも空になり作業終了。
コンコンとドアをノックする音。
「優華ですけど〜。入っても大丈夫ですか?」
どうぞと中に招く。
「すみません、もっと早く来るつもりだったんですが…。荷物を片付けるのに時間がかかってしまいまして…。」
ペコッと頭を下げる。
「あれ?じゃあ彩華さんは大丈夫なの?荷物は…。」
「ん?私は4日前からいたから。」
4日前……?
「なんでそんなに早く…?」
「兄貴の手伝いしてたんだよ。初めて会った日も兄貴に言われて買い出しに行く途中だったんだ。」
なるほど、納得。
「もうすぐ7時ですから、みんなで学食に行こうと思ってお誘いしに来たんですけど。」
優華の提案に頷き、4人で学食へ。
食事を済ませ、彩華と優華と別れて悠斗と大浴場へ行った。
帰りに牛乳を買い、部屋に戻る。