「もうすぐ終わるから、そっち手伝うぜ。」
「うん、ありがとう。」
悠斗も加わり、段ボールが見る見るうちに空になっていった。
やっぱり3人でやると早い。
段ボールは後2つになっていた。
「よいしょっと…。」
直樹が上の段ボールを持ち上げると。
ドサッ!!
「うわぁぁっ!?」
底が抜けてしまった。
落ちたのは衣類だったので、床が傷付くことはないので一安心。
「あらら〜。」と言いながら彩華が拾い集める。
悠斗は大丈夫そうだなと確認して作業に戻る。
「あわわっ!?わわっ〜!??」
不意にトランクスを拾って驚いてしまったらしい。
しかも立ち上がったので膝に置かれた服が落ちる。
「大丈夫!?彩華さん?」
「ご、ごめん…。」
彩華の顔がすごく赤い。
「意外だね。会長とかので平気だと思ってたよ。」
とりあえず下着を先に回収する。