牛乳と猫スーツ。




「隣の準備室、3年9組の教室、2つの占拠を完了したぞ!」




クラスメイトの矢野が報告しに戻ってきた。






「…よし。これで4階の片方の端は完全に俺たちが占拠した。階段近くの3年9組の教室を占拠できたのは大きい、まずは作戦の第一段階は完了だ。」




拓也が新館の見取り図を見ながら話す。







「それじゃあ、そこに10人配置、階段には3人配置するべきだな。」






「…いい割り振りだ、直樹。それでいこう。優華はオペレーターをやってもらいたい。」





「はい、わかりました!」



優華が数台置かれているパソコンの席の1つに座り、インカムをつける。





「よし、それじゃあ、予定通り3年9組の教室、以後拠点Aとし、そこを足掛かりにして、まずは4階を制圧するぞ!」







『おぉぉぉぉ〜!!』





みんなの声が教室に響き渡る。






「それでは作戦の第二段階に進めるために、拠点Aに弾薬を輸送する。拠点にいる仲間が援護してくれるが、敵の攻撃があるかもしれない、ダメージに気をつけて、迅速に行動してくれ!」