ちなみに、ヘルメットを被った状態で話すと、「キィー」としか言えないようになっている。ヘルメットを被っている者との会話は可能。
本来なら「キィー」と言っているが、何を言っているかわからないので、日本語に訳します。
「おかしいよ!戦闘員のバイトなんて!」
そう、今している仕事は悪の秘密結社の戦闘員のバイトである。
集合場所に行くと、黒いマントを羽織った、タキシード姿のおじさん(自称、悪の秘密結社の幹部)が現れて、戦闘員の服を渡され仕事の説明をしてくれた。
そして今、説明された通りに道に小石(8ミリくらい)をバラまいているのだ。
何の意味があるのかは不明。
「直樹、仕事を選んでちゃ生きていけねぇぞ?」
悠斗の言いたい事はわかるが、そういう問題ではない。
「悪の秘密結社だよ!?悪いこと……しているかどうか、わからないけど…。やっぱりマズいんじゃない?」
「…いいんじゃない?給料いいし、仕事簡単だし、悪いことしてないと思うしね。」
拓也はかなりハマっているようだった。
「…でも、仕事内容にしては給料が良すぎるような…。」
拓也がそう呟いたときだった。
「道に小石をまくのを止めろ!戦闘員ども!」
後ろを振り向くと、1組の村瀬がいた。
