「エリーゼ!それ絶対間違ってるよ!!」
チュウゥゥ〜。みるみるうちに、液体が悠斗に入れられていく。
「う、うぉぉぉぉぉっ!みなぎってきた〜!!」
悠斗復活。
【注意、エリーゼは特別な環境下で練習しており、また今回の対象者の体が無駄に丈夫なので危険を免れました。医療関係者以外の注射器の使用は、おやめください。】
「ナオキも一本いっとくカ〜イ?」
「遠慮しておくよ…。」
「遠慮しないデ〜。頭スッキリするヨ〜!」
エリーゼが徐々に近づいてくる。
「エリーゼ、お前が言うと、危ない薬売ってる外国人にしか聞こえないんだよ!!」
「大丈夫ネ!コレ栄養剤。合法ダヨ〜。」
「や、やめろ!やめてくれ!誰か助けて…。」
直樹は壁際に追い詰められる。
「抵抗がアルのは最初だけダヨ〜。すぐに気持ち良くなるからネ〜!」
ブスッと、首筋に注射を刺される。
「ギャァァァアア〜!!」
それから5日が経過した。
エリーゼを崇め奉りながら、ボロボロになっていく悠斗。
何かに火がついたように勉強する彩華。
1日3回注射され、勉強する直樹。
コスプレに目覚めたエリーゼ。
そして実力テストが終わった、次の日の帰りのHRのこと。