「彩華さんも呼ぼう!きっと同じ気持ちのはずだ!!」
「了解!直樹はケータイ没収されてんだよな。俺のケータイで連絡しよう。」
悠斗が彩華に電話をする。
「よし、寮の玄関前で待ち合わせしたぜ!」
「行こう、悠斗!」
ガチャッと玄関を開ける。
「あら、どこかにおでかけ?悠斗、それに直樹くん。」
ドアを開けた先には、小さなレジャーシートを敷いて、小さなちゃぶ台を置いて、雪と次狼がお茶を飲んでいた。
「い、いや、雪姉…。違うんだ、ちょっとトイレに行こうと…。」
「トイレなら部屋にあるだろう。」
次狼がせんべいを食べながら言う。
「次狼の兄貴!男には連れションという、伝統的なモノがあるじゃないですか!」
ダラダラと悠斗の額から大量の汗が出てくる。
「どうでもいいけど…。それ以上足を前に出せすなら、覚悟はしておきなさいよ。」
お茶を飲みながら雪が言う。
「覚悟?」
直樹は悠斗と顔を見合わせる。
「誰が部屋から出ていいって言った?このバカモンが〜!!」
「痛い、痛いよ、兄貴ぃ〜!ごめんなさぁい〜。悠斗のバカァ〜!頭痛いよぅ〜。」
