****遥、脳内検索中****





朝、彩華と出会ったとき…。





「そうそう、今日は外に―――」




「ちょわぁ〜!!」




彩華の話も聞かずに、手刀を打ち込む自分がいた。





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「そういえば、何か話そうとしてたわね…。」





『ちゃんと話を聞いていれば会うことはなかったはずだ。それより、みんなで楽しまないか?』





「直樹に聞いてみるわ…。」




電話を切って、部屋に戻って直樹に話す。直樹が行こうと言ったので、2人は隣の部屋に入った。






『いまふたりに〜God―――直樹くん!はるっち!』




マイクを持った彩華が、入ってきた2人に驚いて、名前を叫んだと同時にハウリングする。






「やれやれ…。」





溜め息混じりに呟きながら、遥は沙織の隣に座る。







「まあ、ジュースでも飲むといい。」




沙織が遥にぶどうジュースを渡す。






「ありがと。」




遥がジュースを飲むと、沙織はニヤリと笑った。