「蓮さん!今日こそ、その胸を揉ませていただきま――――」




「風紀委員の……恥さらしがぁ〜〜!!」





伊織が股間を蹴り、海はそのまま真上に飛んでいった。







「まだ私は負けてないわよ。」





「いいガッツだよ、伊織。それに、もっと楽しくなりそうだ!」




蓮が左を向いて、棒を水平に振る。走ってきた忍がギリギリ当たらない位置で止まり、伊織の隣にくる。







「セントリーは龍堂生徒会チームに休戦を提案しました。そちらの会長が了承したので、これよりセントリー別働隊は龍堂一般生徒チームの棒を共に落とします。」





「心強いけど、相手が蓮だと不安は消えないわね。」




2人は拳を構える。








「麗花もおもしろいことをする。もっともっと私を楽しませ――――」





「うわぁぁぁぁ〜!!」




ドォーンと何かが空から落ちてきて、土煙が立ち籠める。






「いたたた―――ぐへ!?」




落ちてきたのは伊織に蹴り飛ばされた海で、落ちた衝撃で倒れた棒が海に当たった。






『龍堂一般生徒チームの棒が倒れたぁ〜!ここで脱落だぁ〜!!』






「な、ななななな、納得できるかぁ〜!!」




頭を抱えて叫ぶ蓮。






この後、龍堂とセントリー、生徒会チーム同士の戦いが始まり、ギリギリの差で龍堂が勝利した。



…………………。




…………。




……。