牛乳と猫スーツ。




「あ…………。」




つまずいて、忍は倒れる。急いで起き上がろうとすると、目の前に海が立っていた。







「えへ…えへへへ。」




ゆっくりと忍に手を伸ばす。いつもなら防御できる忍だが、見たことない変態の姿に固まっている。







「何やってるの?」「何やってるのかしら?」




右に真里香、左に麗花がいて、海を睨みつける。





「委員長として、あなたに制裁を与えます。」





「私も同席させてもらうわ。」




怖い2人に、海はどこかへ連れていかれた。







『1位は龍堂一般生徒チーム。2位はセントリー一般生徒チーム。3位が今ゴールしたセントリー生徒会チーム。龍堂生徒会チームは選手が退場となったので4位です。』




忍はガタガタと震えながら、歩いてゴールする。





「忍、大丈夫か?」




駆け寄った直樹は、忍の頭を撫でてあげる。






「ん…………。」




小さく頷いて、忍は直樹に抱きついた。そして直樹はゆっくり歩きながら、忍を控え場所まで送った。








「4位だね……。」




じと〜っとした目で悠斗を見る彩華。







「何と言うか…。マジですまん。」




頭を下げる悠斗。