牛乳と猫スーツ。




『集計出ました!1位23個で龍堂生徒会チーム。2位20個でセントリー生徒会チーム。3位16個でセントリー一般生徒チーム。4位0個で龍堂一般生徒チームです。』




本部テントの後ろに設置されたデジタル得点表に数字が映し出される。1位は30ポイント、2位は20ポイント、3位は15ポイント、4位は10ポイントである。







「何でだぁ〜!?カゴに山盛り入ってたのにぃ〜!!」





「殿、お気を確かに!」




次狼をボコボコにし終えた蓮が、頭を抱えてフラつくのを見て、数人の生徒が支える。







「説明しろ、成美〜!!」



『ごめんね、蓮。マジムカつくんだけど、先生達が反則だからって、ゼロにしちゃったの〜。』




笑顔で言う成美の後ろに、雪の姉である氷と、真里香の姉の真由香が立っていた。






「なぜだ!?教師達への根回しは完璧だったはず!」




「すまない、蓮。あの2人はいなかったから粗品を渡せなかった。」




隣にいた菫が謝る。






「だとしても、ゼロはないだろう!?教師だからって、何でもしていいと思ってるのか!」