牛乳と猫スーツ。




「次狼さん!止めてくれたら、写真部秘蔵の雪姉のセクシー写真をタダであげるぜ!!」




懐から、着替え中の雪の写真を取り出す。






「なにぃぃぃぃぃぃ!?」



見たことない表情で驚く次狼。






「(落ち着け、俺。祭りといえど、これは任務だ。しかし雪の写真が…。写真のために、俺は仲間を裏切るのか?今までの友情を紙切れごときのために?ありえない、この俺が!!)」




次狼は汗を流しながら考える。














「痛っ。痛たたたた…。腹が痛くなった。」




そう言って、次狼は膝をついてうずくまる。






「よっしゃ〜!今のうちだぜ、彩華!!」




「グッジョブ、悠斗!みんな、いくよ〜!」




彩華達、他のチームが妨害が無くなり、どんどん玉を入れていく。









「殿(との)!次狼が、次狼が謀反(むほん)を!!」




蓮チームの男子生徒が、いつの間にか呼び方が殿になっている蓮の元へ駆け寄る。







「まさか次狼が裏切るとは…。裏切りは重罪なのにな。」




王座に座る蓮の隣にいた菫が呟く。