牛乳と猫スーツ。




放課後になり、彩華と遥は女子寮の廊下を歩いていた。






「おや、先輩方。1年部屋に用ですか?」




部屋から出てきた美樹が2人に話しかける。






「こんにちは、美樹ちゃん。沙羅ちゃんいる?」



軽く手を振りながら彩華は尋ねる。






「沙羅ですか?いませんよ。2日前から公欠で、どこかに行ってます。」




「沙羅も?補佐委員だし、直樹と一緒に仕事かしら?」




遥が腕を組ながら考える。






「確かに、お兄ちゃんとも連絡つきません。しかも、代わりのように、こんな物が。」




美樹がドアを開けて、2人を中へ案内する。




そこにはベッドに腰掛ける沙羅がいた。






「なんだ、いるじゃない。嘘つくんじゃないわよ、美樹。」




美樹のツインテールの右側を引っ張る遥。





「まったく…。その髪の色、遺伝じゃなくてボケて白くなったんじゃないんですか?よく見てください。」




「は、はるっち!これ人形だよ!!」




ペタペタと沙羅をさわりながら彩華は驚いていた。






「はあ!?そんなわけ…。」




沙羅の肌にふれる。すると、堅くツルツルしていて、とても冷たかった。