牛乳と猫スーツ。




「そ、そんな…ボタンを3つも開けて!?」




頬を赤くしながら、遥はゴクリとつばを飲む。







「なんて大胆な格好を。いつもはガードが堅いの――――ちょっと待って…。ま、まさか、これは両面!?」




ある事が脳裏をよぎった遥は、抱き枕をひっくり返す。そこには、少し頬を赤くし照れた表情をする、全裸の直樹がプリントされていた。







「セ、セクシ〜!!」





遥は直樹の両面プリント抱き枕(生地にはスムースを使用。180×80の大型カバーで、直樹の頭から足までを完璧にプリント。完全等身大の抱き枕カバー。お値段19800円〔中身はつきません〕。お求めは高杉知佳のケータイまで。)を抱えて、部屋から飛び出した。




…………………。




…………。




……。





【次の日】






「って、ことがあったのよ〜。」




えへへと笑いながら話す遥。






「首を絞めたのに、はるっちも一緒じゃない!」



手足をバタつかせながら彩華は抗議する。






「鼻血が出そうだったけど、おかげで快眠よ。」



ボタボタと、今まさに鼻血を流しながら言う遥。





「しょ〜がないね、直樹くんは後回しにして、沙羅ちゃんを誘おうか。」



………………。




…………。




……。