「ああ、確か無料ペアチケットが送られてきたはずだよ。ちょっと待ってくれ。」




沙織が棚からファイルを出して、そこからチケットを持ってくる。






「じゃあ、これでいこう。」





「了解しました。」




零が敬礼して、部屋から出て行った。




………………………。





……………。





……。






【直樹の部屋】




そこでは、直樹、蓮、沙羅、忍の4人が人生ゲームをしていた。






「小切手を拾った、100万円もらう………。」



忍が臨時収入をもらっていた。






*****直樹妄想中*****




セントリー女子学園で、花の世話をしている忍。




「ん…………?」




花壇にゴミが落ちているのを見つけた。






「100万円………。」




忍は小切手を手に入れた!






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「(違和感ないな…。)」





クスッと笑いながら心の中で呟く直樹。






「うわっ!?妹が新種の病気、500万払う。クソッ!借金しちまったぜ…。」




沙羅が借金をしていた。



*****直樹妄想中*****






「おい、お嬢ちゃん。早くお金返してくれるかな?」




黒いスーツを着て、サングラスをかけた直樹が言う。





「今は払えないって言ってんだろ!」




ボロボロの服を着た沙羅が直樹を睨みつける。