「こっちが今日から転校してきた織原沙羅だ。」



「蓮さんの弟子とは知らなかったとはいえ、さっきは、本当にすいませんでした!」




沙羅が土下座する。






「いや、俺が悪かったよ、気にしないでいいから。」




直樹の言葉を聞いて、沙羅はようやく頭を上げる。






「直樹、さっきも話した補佐委員会に沙羅を入れる。」





「はい、わかりました。活動は今まで通りでいいんですよね?」





「ああ、ただ仕事や依頼は直樹達に回ってくると思ってくれ。生徒会には学園の地固めをしてもらわないといけないからな。」




腕組みしながら蓮が話す。







「委員会にするとして、人数は増やすんですか?」





「まだ考えていない。これは裏のことだからな、簡単に入ってもらうわけにもいかない。とりあえず、今は直樹と沙羅の2人でやってほしい。」




蓮の言葉に、2人は頷く。






「よろしくな、大将!」





「大将って…また新しいネーミングだな。まあ、よろしく、え〜っと…。」




「沙羅でいいぜ。」





「わかった。頑張ろうな、沙羅。」





「任せな!大将の背中は、私が守ってやるからよ。」




2人は拳をコツンと軽く合わせてから握手をする。





「2人で戦うために、連携の練習や話し合いをしておけよ。」




「「はい!」」




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