牛乳と猫スーツ。




「あはははは!そんなこと、私にとっては日常茶飯事よ!」




倒れながら笑う美樹を見下ろしながら、背中に紙を張る。






「ん?」




それを剥がして、美樹は見てみる。そこには〔兄の立会の下で、全て撤去し、データを残らず削除しました。〕






「いやぁぁぁぁ〜……。」



あまりにショックが強く、ガクッと気絶する美樹。







ピンポンパンポーン!





『次は、生徒会会計・神谷円さん。彼女が昔書いた作文を少し読んでみたいと思います。』






「ちょっと!ま、まさか……。」




『題名【パパとママ】私のパパとママはすごく仲良しで、いつも楽しそうです。でも、いつも夜になると、2人はケンカしています。パパが縄で縛られて、ママにベルトで叩かれています。叩かれているのに、パパはすごく笑顔でした。パパに聞いてみると、愛情なんだよって言っていました。私も好きな人ができたら、たくさん愛情をあげたいと思います。』






「あああああああああああ〜〜!!!」




遥が恥ずかしさの限界を越えて発狂する。






『頑張って受け入れてくれる人を探してください。』




ピンポンパーン。