あした

「きえてー」

「ぐはっ…」

何度も何度も私に蹴りを入れる柚。

――え?

――これは柚?

――柚はこんなことしない。

――いつだって、私の支えに、希望になってくれていて、

――優しくて、面白くて、可愛くて…。

いつだって、何度だって、柚は私の生きる希望で…。



悲しいのか、

寂しいのか、

虚しいのか、

よくわからなかったけれど、


  涙がこぼれた。

  こぼれて、こぼれて、

  止まらなくなった。

  でも涙は、

  なにも流してくれない。

  流れているのに、

  なにも一緒に流れていかない。

 流してほしかった。

 いままでを全部。
 
 それから、

 

―――――最初っから全部やりなおしたい……。