あした

「…っ!」

怒りで頭が裂けそうになる。

那緒…

最悪。

那緒は、私から次々になんでも奪っていく。

…仲の良かった友達も、

…いつかは、私の彼氏も、

…大切にしていたキーホルダーも、



今度は、

柚まで奪うの?



柚…

奪われたりしないでいて。

今行くから…

どうか…


気がつけば私は、

2階への階段を、全力疾走していた。