静かな車の中、ナビの声がやけに大きく聞こえる。
マンションまでの住所をナビに登録したから私が案内をしなくてもナビが私よりも効率的に案内してくれる。
隣に副社長がいると意識すればするほど緊張は酷くなるが、息苦しさなどは感じなかった。
倒れる直前に見たあのおぞましい映像。
目を閉じれば今にもあの光景が広がってしまいそうな程鮮明に覚えている。
さっさと忘れてしまいたい。
だけど、凄く大切な事をまだ思い出せていないような、そんな気がする――。
だからもっとあの光景を思い出す必要がある――でも――怖い――――。
『顔色が悪いな』
「えっ――?」
『酔ってしまったかな?』
「いえッッ大丈夫です」
副社長は私の返事を聞いてまた無言になってしまった。
横顔をそっと盗み見るが、綺麗な横顔からは何を考えているのか全く読み取れなかった。
副社長って誰といてもこんな感じなのかな?
副社長みたいな男性はどんな女性に魅力を感じるのかな――って私何考えてるんだろうッッ。
変な事を考えていた自分が恥ずかしくて、副社長に気付かれたくなくて慌てて顔を背け外を眺めた。
マンションまでの住所をナビに登録したから私が案内をしなくてもナビが私よりも効率的に案内してくれる。
隣に副社長がいると意識すればするほど緊張は酷くなるが、息苦しさなどは感じなかった。
倒れる直前に見たあのおぞましい映像。
目を閉じれば今にもあの光景が広がってしまいそうな程鮮明に覚えている。
さっさと忘れてしまいたい。
だけど、凄く大切な事をまだ思い出せていないような、そんな気がする――。
だからもっとあの光景を思い出す必要がある――でも――怖い――――。
『顔色が悪いな』
「えっ――?」
『酔ってしまったかな?』
「いえッッ大丈夫です」
副社長は私の返事を聞いてまた無言になってしまった。
横顔をそっと盗み見るが、綺麗な横顔からは何を考えているのか全く読み取れなかった。
副社長って誰といてもこんな感じなのかな?
副社長みたいな男性はどんな女性に魅力を感じるのかな――って私何考えてるんだろうッッ。
変な事を考えていた自分が恥ずかしくて、副社長に気付かれたくなくて慌てて顔を背け外を眺めた。


