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目を開けると見覚えのある本棚、そしてスタンドライトが目に写った。
背中はフカフカしていて凄く気持ちがいい。
ここ――ここって――ッッ。
急いで体を起こすとその勢いで体に掛けられていたブランケットが床に落ちた。
辺りを見渡すと自席で仕事をしていた副社長と思いっきり目があってしまった。
「あ、あのッッ私――」
『会議から戻ったら秘書室に君が倒れていた』
「倒れて、いた?あっ――火事ッッ」
『あれは誤作動でサイレンが鳴ってしまったそうだ。だから問題ない』
「そうだったんですね――良かっ――――」
安心した途端意識を失う前の映像を思いだし、心臓が煩く騒ぎ出す。
あれは――いったい何だったんだろう。
幻覚?
ただの幻覚にしては凄くリアルで怖かった。
もしかしたら無くした記憶の一部かもしれない。
『まだ具合が悪いのか?』
俯いてしまった私に声をかけてくれる副社長。
いつもと変わらない口調で表情も変わらないが、何故かそこに優しさを感じた。
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目を開けると見覚えのある本棚、そしてスタンドライトが目に写った。
背中はフカフカしていて凄く気持ちがいい。
ここ――ここって――ッッ。
急いで体を起こすとその勢いで体に掛けられていたブランケットが床に落ちた。
辺りを見渡すと自席で仕事をしていた副社長と思いっきり目があってしまった。
「あ、あのッッ私――」
『会議から戻ったら秘書室に君が倒れていた』
「倒れて、いた?あっ――火事ッッ」
『あれは誤作動でサイレンが鳴ってしまったそうだ。だから問題ない』
「そうだったんですね――良かっ――――」
安心した途端意識を失う前の映像を思いだし、心臓が煩く騒ぎ出す。
あれは――いったい何だったんだろう。
幻覚?
ただの幻覚にしては凄くリアルで怖かった。
もしかしたら無くした記憶の一部かもしれない。
『まだ具合が悪いのか?』
俯いてしまった私に声をかけてくれる副社長。
いつもと変わらない口調で表情も変わらないが、何故かそこに優しさを感じた。


