朝陽のマンションが家宅捜査されて数日が過ぎた。
時間は当たり前のように過ぎていく。
今日だって私は普通に仕事をしている。
キーボードを打っているとドアをノックされ返事をした。
ひょっこり顔を見せたのは梓だった。
「今平気?」
「うん、どうしたの?」
無断欠勤した日は盲腸炎の為意識を失っていた為連絡が出来なかったという事にし、梓は今まで通り総務部で働いている。
普段から真面目に仕事をしている梓だから誰一人として疑う人はいなかった。
梓はニコニコ笑いながらいろんな種類のマドレーヌが入っている箱を差し出した。
「お客さんからの貰い物。好きなの選んでっ」
「いっつもありがとう」
私は笑顔のままプレーン味のマドレーヌを手に取った。
「すぐ戻らないとまずいの?」
「急ぎの仕事は終わらせたし、少しはゆっくりできるよ」
「じゃあ少し休憩しよっかな」
私は簡易式の椅子を広げ、梓に座るよう促した。
私と秋の関係を知ってからは、梓は秘書室にいる時の緊張した感じがなくなった。
時間は当たり前のように過ぎていく。
今日だって私は普通に仕事をしている。
キーボードを打っているとドアをノックされ返事をした。
ひょっこり顔を見せたのは梓だった。
「今平気?」
「うん、どうしたの?」
無断欠勤した日は盲腸炎の為意識を失っていた為連絡が出来なかったという事にし、梓は今まで通り総務部で働いている。
普段から真面目に仕事をしている梓だから誰一人として疑う人はいなかった。
梓はニコニコ笑いながらいろんな種類のマドレーヌが入っている箱を差し出した。
「お客さんからの貰い物。好きなの選んでっ」
「いっつもありがとう」
私は笑顔のままプレーン味のマドレーヌを手に取った。
「すぐ戻らないとまずいの?」
「急ぎの仕事は終わらせたし、少しはゆっくりできるよ」
「じゃあ少し休憩しよっかな」
私は簡易式の椅子を広げ、梓に座るよう促した。
私と秋の関係を知ってからは、梓は秘書室にいる時の緊張した感じがなくなった。


