私たちは翔太君の掛け声で乾杯をした。
翔太君の梓を見る目は凄く優しくて、見ているこっちが恥ずかしくなってしまうほど幸せそうな顔をしている。
梓は翔太君の気持ちに気付いてるのかな?
翔太君と話しながらも秋さんの存在に緊張している梓が可愛かった。
「翔太君」
『何ー?』
「携帯変えたから番号とアドレス送るから後で登録してくれる?」
『オッケー!!しっかり登録しとく』
「それでね、お願いと言うか何と言うか――朝陽に聞かれても知らないって言ってくれる?教えてないから」
私の言葉に翔太君だけじゃなくて梓まで驚いた顔をする。
家を出たからって連絡先まで教えないのはきっと不自然――だよね。
梓も詳しい事情を知らないから驚くのも無理は無い。
『別れたの!?あれ?別れたって言うのも変、だよね』
「そうだね。記憶を失くしてからは別に付き合ってたわけじゃないからね」
ギョッとした顔をして秋さんを見る翔太君の反応を見て、私はつい笑ってしまった。
秋さんはそんな私たちの事を見守ってくれているかのようにお酒を飲んでいる。
翔太君の梓を見る目は凄く優しくて、見ているこっちが恥ずかしくなってしまうほど幸せそうな顔をしている。
梓は翔太君の気持ちに気付いてるのかな?
翔太君と話しながらも秋さんの存在に緊張している梓が可愛かった。
「翔太君」
『何ー?』
「携帯変えたから番号とアドレス送るから後で登録してくれる?」
『オッケー!!しっかり登録しとく』
「それでね、お願いと言うか何と言うか――朝陽に聞かれても知らないって言ってくれる?教えてないから」
私の言葉に翔太君だけじゃなくて梓まで驚いた顔をする。
家を出たからって連絡先まで教えないのはきっと不自然――だよね。
梓も詳しい事情を知らないから驚くのも無理は無い。
『別れたの!?あれ?別れたって言うのも変、だよね』
「そうだね。記憶を失くしてからは別に付き合ってたわけじゃないからね」
ギョッとした顔をして秋さんを見る翔太君の反応を見て、私はつい笑ってしまった。
秋さんはそんな私たちの事を見守ってくれているかのようにお酒を飲んでいる。


