私はお通しのポテトサラダを食べている梓に声をかけた。
「あのね、昨日携帯変えたんだけど連絡する暇が無かったから、今新しい番号とアドレス送ってもいいかな?」
「そうなの?ちょっと待って」
梓が鞄から携帯を取り出し、私は新しい番号とアドレスを送った。
新しい番号とアドレスを教えているのは秋さん、山田さん、笠原さん、そして梓の四人だけだ。
朝陽には教えていない。
それに、新しい携帯を契約したことがばれないように秋さんの名義でかりてもらっている。
携帯を解約して新しい携帯にすると言ったら、念の為自分の名義で借りようと秋さんが言ってくれた。
「実はまだ言ってない事があるんだけど――私、朝陽のマンション出たんだよね」
「出たって――一人暮らし始めたって事?」
「あ、うん」
梓はお箸を持つ手を止め、凄く驚いている。
「朝陽さんと喧嘩でもしたの?」
「違うよ。中途半端なまま傍に居たくなかったし、それに好きな人ができたから――」
「その事、朝陽さんは?」
「好きな人が出来たことは言わずに出たの」
「そっか」
「あのね、昨日携帯変えたんだけど連絡する暇が無かったから、今新しい番号とアドレス送ってもいいかな?」
「そうなの?ちょっと待って」
梓が鞄から携帯を取り出し、私は新しい番号とアドレスを送った。
新しい番号とアドレスを教えているのは秋さん、山田さん、笠原さん、そして梓の四人だけだ。
朝陽には教えていない。
それに、新しい携帯を契約したことがばれないように秋さんの名義でかりてもらっている。
携帯を解約して新しい携帯にすると言ったら、念の為自分の名義で借りようと秋さんが言ってくれた。
「実はまだ言ってない事があるんだけど――私、朝陽のマンション出たんだよね」
「出たって――一人暮らし始めたって事?」
「あ、うん」
梓はお箸を持つ手を止め、凄く驚いている。
「朝陽さんと喧嘩でもしたの?」
「違うよ。中途半端なまま傍に居たくなかったし、それに好きな人ができたから――」
「その事、朝陽さんは?」
「好きな人が出来たことは言わずに出たの」
「そっか」


