「はい、急な話なのですが……。でも、僕は、紗和さんとお付き合いをさせて頂いてから、ずっと一緒に暮らしたいと思っていました」
「部屋はどうするの?」
厳しい表情のまま黙っているお父さんの代わりに、お母さんがまーくんに聞く。
「今、僕は一人暮らしをしているので、僕の部屋で暮らしたいと思っています。それで、落ち着いたら、二人で新しい部屋を探したいと考えています」
お母さんの問いに、まーくんは一つ一つ答える。
「でも、真人くん。仕事、忙しいんでしょ?」
「はい」
「そんな忙しいのに、一緒に暮らして、紗和、迷惑じゃない?だって、この子、料理も何も出来ないのよ?」
お母さんは心配そうな表情をする。
お母さんは、何も出来ない私の事を心配しているんじゃなくて、何も出来ない私がまーくんに迷惑を掛けるんじゃないかと思い、まーくんの事を心配しているんだと思う。
「何も出来ないってわけじゃないもん!」
心配そうなお母さんをムッとした表情で見る。
ずっと実家暮らしの私。
今まで家の手伝いをあまりやっていなかった。
だから、料理もちゃんと作ったのは、昨日が初めて。
料理のレパートリーなんて物は無い。
料理は自信無いけど……
掃除、洗濯くらいは出来るはず。
「部屋はどうするの?」
厳しい表情のまま黙っているお父さんの代わりに、お母さんがまーくんに聞く。
「今、僕は一人暮らしをしているので、僕の部屋で暮らしたいと思っています。それで、落ち着いたら、二人で新しい部屋を探したいと考えています」
お母さんの問いに、まーくんは一つ一つ答える。
「でも、真人くん。仕事、忙しいんでしょ?」
「はい」
「そんな忙しいのに、一緒に暮らして、紗和、迷惑じゃない?だって、この子、料理も何も出来ないのよ?」
お母さんは心配そうな表情をする。
お母さんは、何も出来ない私の事を心配しているんじゃなくて、何も出来ない私がまーくんに迷惑を掛けるんじゃないかと思い、まーくんの事を心配しているんだと思う。
「何も出来ないってわけじゃないもん!」
心配そうなお母さんをムッとした表情で見る。
ずっと実家暮らしの私。
今まで家の手伝いをあまりやっていなかった。
だから、料理もちゃんと作ったのは、昨日が初めて。
料理のレパートリーなんて物は無い。
料理は自信無いけど……
掃除、洗濯くらいは出来るはず。

