会議室のナイショの関係

お昼休みが終わる頃。

『会議が終わった』と連絡が入ったので、私達は後片付けをしに行く。


「後片付けって、少し休憩出来るからいいよねー」


香澄は「うーん」と両腕を伸ばし、伸びをする。


「だよねー。って、まぁ、休んでいるのがバレたら怒られるけど」


私は苦笑いで椅子に座り、両腕を伸ばし机に俯せになる。

後片付けをした後、こんな風に私達は少しここで少し休憩をしている。

良くない事はわかっているけど、少しくらい部署に戻るのが遅くなっても、怒られた事がないから、ついついここで少しゆっくりしてしまうのだ。


「ってかさー、こんなにポカポカしていたら、眠たくなるよねぇ……」


今日の会議は13時過ぎに終わった。

お昼ご飯も食べ、お腹いっぱいの私はうとうとしてくる。


「だよねぇー」


香澄も椅子に座り眠そうだ。


コンコン――


ノックをする音が聞こえたかと思うと、ガチャっと会議室のドアが開く。

その瞬間、私と香澄は慌てて立ち上がる。