「……うん、わかった」
会えないのは寂しいし、私だってまーくんと一緒に居たい。
でも、やっぱりまーくんが仕事で居ない間に、勝手に引っ越して来るのはどうかと思う。
だけど、まーくんにそう言って貰い、私は決心する。
私の返事を聞いて、まーくんは嬉しそうに私の腕を引っ張り、そのまま部屋の中へ連れて行く。
リビングへ入ると
「ちょっと待ってて」
そう言って、まーくんは寝室へ。
私はとりあえずソファに座りまーくんを待つ事にする。
リビングに戻って来たまーくんは、私の隣に座る。
「紗和、手出して」
私は言われた通りに右手を出す。
「はい、これ」
私の手のひらに乗せられたのは……
「……かぎ?」
「あぁ、この部屋の鍵。それは紗和の分の鍵だから」
一緒に住む予定だったし、という事は鍵も貰うのだけど。
私はまーくんの部屋の合鍵を貰い何だか、嬉しいような恥ずかしいような。
「ありがとう」
少し照れながらまーくんを見る。
「俺としては、このまま、“もうここに住めばいいじゃん”って思ってるけど。そうもいかないだろ?決算報告の準備前なら、1日くらい休んでも大丈夫だから、その時に荷物持ってくるか?それなら、俺も家に居るし、紗和も気にせず引っ越して来れるだろ?」
「うん」
「じゃぁ、英治に言って、休み調節して貰うわ」
ただでさえ、仕事が忙しいのに、私の事をちゃんと考えてくれたり、私の気持ちを尊重してくれる。
私は、まーくんと比べたらまだまだ子供で何も出来ないけど、そんなまーくんを支えられたらな、そう再び思った。
会えないのは寂しいし、私だってまーくんと一緒に居たい。
でも、やっぱりまーくんが仕事で居ない間に、勝手に引っ越して来るのはどうかと思う。
だけど、まーくんにそう言って貰い、私は決心する。
私の返事を聞いて、まーくんは嬉しそうに私の腕を引っ張り、そのまま部屋の中へ連れて行く。
リビングへ入ると
「ちょっと待ってて」
そう言って、まーくんは寝室へ。
私はとりあえずソファに座りまーくんを待つ事にする。
リビングに戻って来たまーくんは、私の隣に座る。
「紗和、手出して」
私は言われた通りに右手を出す。
「はい、これ」
私の手のひらに乗せられたのは……
「……かぎ?」
「あぁ、この部屋の鍵。それは紗和の分の鍵だから」
一緒に住む予定だったし、という事は鍵も貰うのだけど。
私はまーくんの部屋の合鍵を貰い何だか、嬉しいような恥ずかしいような。
「ありがとう」
少し照れながらまーくんを見る。
「俺としては、このまま、“もうここに住めばいいじゃん”って思ってるけど。そうもいかないだろ?決算報告の準備前なら、1日くらい休んでも大丈夫だから、その時に荷物持ってくるか?それなら、俺も家に居るし、紗和も気にせず引っ越して来れるだろ?」
「うん」
「じゃぁ、英治に言って、休み調節して貰うわ」
ただでさえ、仕事が忙しいのに、私の事をちゃんと考えてくれたり、私の気持ちを尊重してくれる。
私は、まーくんと比べたらまだまだ子供で何も出来ないけど、そんなまーくんを支えられたらな、そう再び思った。

