しかし、私の願いも虚しく。


キレた慎司が
彼等を殴るのを一発で
やめるわけがなかった。


気づけば次は
神田のお腹を殴っていた。














『慎司っ!もうやめてっ。

この人たち本当に
知らない人なのっ。

話したこともない人!
ただの通りすがりだよきっと!』




今にも神田に掴みかかろうと
している慎司の腕に
すがりついた。