本当の幸せ









長身の男が青木さんの
髪を掴み壁に押し付けていた。


二人は何か口論
している様子だった。


が、次の瞬間…
男が彼女のキレイな顔を
殴り付けた。








『……おいっ』






結城の呼び掛けも聞かず
俺の足は二人の方へ
勝手に動いていた。