『あー直人君と結城君だぁ!』 『きゃー本当だ!!』 結城としんみりしていたら いきなり何人かの 女子の声が聞こえた。 『……げっ。』 結城の機嫌は一気に 悪くなった。 『ねぇねぇ、二人とも こんなところで なにしてるのぉ?』 近寄ってきた 女が上目遣いで 俺に聞いてくる。 『あ~ちょっとね。 ………秘密。』 ニコッと笑いながら言うと 女はみんな喜んで 結城は呆れた顔をしていた。