本当の幸せ









『慎司!どうし……』




慎司は驚くほど
冷たい目をしていた。



そしてそのまま
何も言わず車にのせられ
家に連れていかれた。



駐車場に車を停め、
おもむろに私を車から
引っ張りだしそのまま
部屋まで連れていく慎司。




『慎司っ!痛っ!
どうしたのっ?』




『………………』








そして私を床に叩きつけた。