『ふ、ふたりともっ! 仲直りしたの?』 少し離れたところで 見ていた桜と沙奈が 俺たちに近寄ってきた。 『って、なに二人して 泣いてんのよ?!』 『泣いてねぇよっ。』 ぶっきらぼうに答え 俺から離れる結城。 それを見ながら 笑う桜と沙奈。 いつもの光景に 心底ホッとした。