『ちょっといいかな?』




普段誰とも話さない
青木さんが自分から
誰かに話しかけるのは
すげー珍しいこと。


クラス中が俺ら3人を
見ていた。




『ちょっとここ出よう。』



そう言って彼女は
教室から出ていった。

俺らは顔を見合わせてから
彼女の後を追った。