『そっか…。』




俺は笑ってるのに
結城は笑ってなくて
それどころか
表情は段々と暗くなっていた。




『どうしたんだよ。』




『………いや、まぁ
そういうことだから。』




そう言って教室に
入っていった。







俺はしばらく
その場に立ち尽くし、

結城と桜が
付き合っても
俺は今みたいに
笑えるだろうか、


そんなことを考えていた。