遊園地に行った日から
何日かが過ぎた。

俺の心が軽くなる事は無く
平凡な日々が過ぎていた。




『寒い。』



『雪降るかなぁ?』



『まだ降らねぇだろ。』




今日も3人で教室へ向かう。




『も~無理!』




桜がそう言って
暖房の効いた教室まで
走り出す。



『ちょ、桜!
走るな、危ない…』



俺の呼び掛けも
聞かずに桜は教室へ
入っていった。




『ったく、しょうがねぇな。』




そう言って俺たちも
教室に入ろうとした。