『どうした?急に。』 『なんか、思い出しちゃって。』 『……………元カレ?』 『へっ!? 違う違う! あの時、3人が 居てくれたから今の 私があるんだなーって。 本当、感謝してる。』 そんなこと言いながら 笑う桜に不覚にも ドキッとしてしまった。 『どーしたの? 顔、赤いよ?』 『……なんでもない。』 『熱でもあるの?』 『……………いや。』 それだけ言って 自分の席についた。