その後――


隼人の意見を無視した私は、自分の意志を貫き通した。

愛車のPoloは、修理工場に出すことにした。


やはり、私にはこの車を手放す勇気はなかった。


愛着もあり、思い出の詰まったこの車を…… 


自ら手放すなんて、到底できるはずもなかった。