突然、抱き締めていた腕を離し、真剣な面持ちで私を見据えた。 その迫力に圧され、思わず、後退りしそうになった。 「俺、覚悟はできてるから。どんな答えでも。 だから、正直に奈緒の気持ちを聞かせてくれ!」 真っ直ぐな瞳が、私を捕えて離さない。 瞬きするのも許されないような緊張が走った。