隼人には、あんまり関係ない話かな……。 ニュースを見ながら、そんなことを思った。 彼の場合、都内に法律事務所を構える、割りと大きなところに籍を置いていたから。 事務所には、約100人もの弁護士が働いている大所帯だ。 通称「いそ弁」と呼ばれる居候弁護士がわんさかといるのだ。 けれど、隼人は若いながら扱う案件も多岐に渡っていたし、事務所内で将来を有望視されていたから。 それに…… まず、隼人が都会から離れるなんて考えられない。 東京に憧れを抱き、上京したのだから……。