1LDKの城も、私一人では広すぎる。 あまりにも隼人との思い出が詰まったこの部屋に、 一人で過ごす、この静寂な時間。 それは、隼人への想いを一層募らせる、切ない時間でもあった。 隼人を思い出さないようにしながらも、 彼のモノを見つけると、また心の底から沸き起こる感情。 時間が止まったように、彼との思い出が頭の中を駆け巡る。