4月の午後。
春とは言えまだちょっぴり肌寒い。
ワンピースにカーディガンを羽織った私は、歩いて例の銀行まで向かった。
歩いて10分の間に見る町並みは、都会とは程遠いけど田舎という田舎ってほどでもない。
高いマンションやビルもないような町だけど、普通にコンビニやパチンコ店、ゲーセンだって一応ある。
治安が良いとか悪いとかはまだ今の私にはわからないけど、普通に生活していく分には問題ないだろうと思っている。
平坦な道をまっすぐ歩くと、交差点の向こうにデッカい『本』という字が見えた。
あれが明日から通う私の職場だ。
たいして大きな本屋さんじゃないけど、駐車場が隣の銀行と併設されてるから車が停めやすく利用されやすいみたい。
そんな駐車場を跨いで、私はその隣の銀行へ歩いた。
ケータイを見ると、閉店間際の14時50分。
空は青くていい天気。
これが、私の最後に見た平和な光景だった。
春とは言えまだちょっぴり肌寒い。
ワンピースにカーディガンを羽織った私は、歩いて例の銀行まで向かった。
歩いて10分の間に見る町並みは、都会とは程遠いけど田舎という田舎ってほどでもない。
高いマンションやビルもないような町だけど、普通にコンビニやパチンコ店、ゲーセンだって一応ある。
治安が良いとか悪いとかはまだ今の私にはわからないけど、普通に生活していく分には問題ないだろうと思っている。
平坦な道をまっすぐ歩くと、交差点の向こうにデッカい『本』という字が見えた。
あれが明日から通う私の職場だ。
たいして大きな本屋さんじゃないけど、駐車場が隣の銀行と併設されてるから車が停めやすく利用されやすいみたい。
そんな駐車場を跨いで、私はその隣の銀行へ歩いた。
ケータイを見ると、閉店間際の14時50分。
空は青くていい天気。
これが、私の最後に見た平和な光景だった。

